Rosenthal-1880

1880年から今日


ローゼンタール

モダンなデザインの作品を次々と世に送り出し、その斬新さでファンを魅了して止まないローゼンタールは、1880年、フィリップ・ローゼンタールによって、創業されました。

フィリップ・ローゼンタールは、1855年に生まれ、詳細は明らかではありませんが、17歳のときにはアメリカで、皿洗いやエレベーターボーイをして働いていたようです。その後、デトロイトにある磁器の輸入会社、ヤコブ・マイヤー・ブロスで働くことになります。
そして、1879年にドイツに戻り、すぐに会社を設立します。

その頃は、磁器の絵付けをする会社として、オーバーフランケン地方の北、エアケアスロイトにありました。

しかし、数年間に渡り、当地の磁器製作所の作るものが、彼の納得のいくほどの白さを出せなかったことから、1889年にゼルブの中に独立した会社を設立します。その会社で最初の独自の作品が産声を上げたのは、1891年のことでした。

それから20年足らずの間には、すでにフィギュアのための芸術部門を築くまでになります。

”Botticelli"(1903年)や”Donatello"(1905年)などのユーゲントシュティルサーヴィスで大成功を収めた後、ローゼンタールはアルト・デコの磁器製作としても、主導的地位に立ちます。有名なのは、魅力あるバオハオス美学を伴った、ヴァルター・グロピウスとルイス・A・マクミレンによる”グロピウス・サーヴィス”です。

そしてさらにローゼンタールを成功へと導いたのは、フィリップ・ローゼンタールが自らデザインした”Maria”と呼ばれる白いサーヴィスで、これが1930年頃、穏健な擬古典主義の様式を引き起こし、今日もなお製造されています。(ちなみにマリアという名は、彼の2番目の妻であった快活なフランス女性、マリアから付けられたものです。)

ローゼンタールの成功は、フィリップ(Philipp)の経営者としての手腕だけでなく、デザイナーとしての才能がもたらし、息子のフィリップ(Philip 1916〜)によって引き継がれたものなのです。若くして会社を創立し、わずか2世代で世界的な名声を博したことは、異例とも言えるでしょう。

1934年、フィリップがユダヤ人の出であったことから、ナチスの圧迫を受け、一時、製造を中止せざるを得なくなりますが、ローゼンタールの価値が外国にも認められており、外貨を獲得できるという理由から、間もなく製造を許されます。

1954年以降、アメリカのデパートにもたくさんの商品を輸出するようになります。現地の趣向をつかむべく、有名デザイナー,レイモンド・レーヴィーとの共同製作も行われます。彼との共同製作で、もっとも知られているのは”2000”と呼ばれるサーヴィスです。

60年代以降、ローゼンタールと契約を結んでいたトップデザイナーは、Fritz Wotruba,Victor Vasarely, Erich Hauser, Otmar Alt, Attersee, Salome, Roy Lichtenstein,
Elvira Bach, Andreas von Weizsaecker, Eduardo Paolozziなどです。

磁器と並んで、陶器、メタル製品、ガラス製品、家具を提供するローゼンタールAGは、今日ではドイツでもっとも大きな磁器会社となっています。


by MAOMAO

rosenthal_mark.GIF (1698 バイト)

 

maria.GIF (15734 バイト)

Kaffeeservice Maria, weiss

1914

 

 

 

korea.GIF (21116 バイト)

Koreanischer Tanz

1919